「大野、なまってるよね」——ある日、東京の小学校の同級生にそう言われた当時9歳の大野さんは、最初ポカンとしてしまいました。
「怠けてる」と言われたのだと思い、「全然怠けてないよ!」と元気いっぱいに反論したものの、後から気づいたのは、それが博多弁の「なまってる(訛ってる)」を指していたということ!
まるでコントのような笑い話ですが、実はこの小さな出来事が、大野さんのその後の人生を大きく、そしてポジティブに変えていくことになります。
周りの人と楽しく過ごすのが大好きで、でも心の中には熱い負けず嫌いな一面も持っている——そんな大野さんの魅力的なキャラクターの原点は、この9歳の夏の大冒険に隠されていたのです。
本記事では、大野さんの元気いっぱいな幼少期から学生時代にかけてのエピソードを通じて、今の仕事スタイルや人との温かい関わり方のルーツを探っていきます。
転校、方言のギャップ、そしてちょっとした人間関係の壁——子ども時代のさまざまな経験をすべて自分のパワーに変えてきた大野さんのストーリーは、「どんな経験も、未来を輝かせるエネルギーになる!」ということを、私たちに明るく教えてくれます。
第1回:「エンジニアの力量とはチーム力である」——大手企業からベンチャーまで、複数案件をこなすSEが語る仕事術
9歳の少年がトイレで標準語を猛特訓した理由

大野さんは福岡で生まれ、お父さんのお仕事の関係で、沖縄、再び福岡、そして東京へと移り住むという、まさに冒険のような子ども時代を過ごしました。
9歳で東京に転校した大野さんにとって、博多弁は自分の一部のような当たり前の言葉でした。
しかし東京では、それが「方言」として目立ってしまいます。
みんなと早く仲良くなりたい、周りに溶け込みたい!——そんな前向きな気持ちから、大野さんはなんとトイレにこもって標準語の猛特訓を始めたのです!
お母さんから「トイレの中でもブツブツ練習してたよね(笑)」と今でも言われるほど、その努力は真剣そのものでした。
「負けず嫌いなところもあったんだと思います。『訛ってる』って勘違いされたくない!みたいな気持ちもありましたね」と大野さんは楽しそうに振り返ります。
人に合わせる優しさを持ちながら、決めたことはやり抜くガッツを持っていた大野さん。
博多弁をチャームポイントにする道もあったはずですが、「みんなと同じ言葉で話したい!」という思いから標準語へのマスターを選びました。
「それが人生で最初の『本気の努力』だったかもしれませんね!」とインタビュアーに言われ、大野さんは「確かにそうですね!」と大笑い。
この「相手に伝わるように自分をアップデートする」という経験が、今の素晴らしいコミュニケーション能力の土台になっています。
いじめの経験も、相手を思いやる「優しさ」に変えて

小学校4年生までは、みんなに合わせるのが得意な明るい大野さんでしたが、5年生になると少し環境が変わります。
当時、クラスの中でいじめがローテーションのように起こる時期があり、大野さん自身もその対象になってしまったことがありました。
それまで自分も無意識に周りに流されてしまっていたことへの反省と、「いじめられるって、こんなに悲しい気持ちなんだ」という深い気づきが重なり、大野さんはそこからさらに大きく成長していきます。
「その経験から、人の気持ちをすごく考えるようになりましたね」と大野さんは語ります。
昨日まで仲良くしていた友達の態度が急に変わる——それは子どもにとってショックな出来事ですが、大野さんを力強く支えてくれたのは、家に帰ればいつもと変わらない温かい両親が待ってくれているという「安心できる居場所」の存在でした。
「家に帰れば普通の楽しい生活があったので、それが本当に救いでした!」と大野さんは笑顔で語ります。
家族という最高の応援団がいたからこそ、大野さんは外の世界でも前を向き続けることができたのです。
ベクトルを自分に向け、成長のチャンスにする!

いじめられた経験の中で、大野さんが選んだのは「相手を責める」ことではなく、「どうすれば状況を良くできるか」を考え、自分の行動をアップデートすることでした!
「あの子が悪い!」と怒るのではなく、「自分にできることは何だろう?」と内側に問いかける。大野さんは小学生の時からすでに、「どんな状況でも自分次第で変えられる部分があるはずだ」と前向きに考えていたのです。
「こういう行動をしていたから誤解されたのかな?と思って、自分の言動をより良くする方に意識を向けていました」と大野さんは振り返ります。
この素晴らしい思考の習慣は、今の仕事においても「どうすればプロジェクトがうまく進むか」を論理的に、かつポジティブに考える力へと直結しています。
編集部が「その経験が、IQ(知能指数)とEQ(心の知能指数)の両方を鍛えるきっかけになったんですね!」と声をかけると、大野さんは「本当にそうかもしれませんね」と嬉しそうに頷いていました。
どんな経験も成長の糧にしてしまう、大野さんのたくましさが光っています。
子ども時代の経験が、最高の仕事スタイルをつくりあげた

大野さんの圧倒的なコミュニケーション能力や、チームを一つにまとめるパワーの源泉は、こうした幼少期の豊かな経験にしっかりと根付いています。
方言を直すためにトイレで猛特訓した9歳の少年は、「どうすれば状況をハッピーに変えられるか」を考え、すぐに行動に移す力を、すでにその頃から身につけていたのです。
「いつも誰かと楽しく過ごしたい!」という人懐っこさと、「絶対に乗り越えてみせる!」というポジティブな負けず嫌いさ。
この二つが合わさったとき、大野さんはどんな壁も笑顔で乗り越えることができるようになりました。
「周りの人からも、『一緒にいると安心する』『心地よいコミュニケーションができる人だね』と言ってもらえることが多いんです」と大野さんは嬉しそうに語ります。
その評価は、子どもの頃からずっと大切にしてきた「人と真っ直ぐに向き合う優しさ」が実を結んだ証です。過去のすべての経験が、今の輝く大野さんをつくっているのです!
次回予告
幼少期の経験から「人の気持ちを思いやる力」という最高の武器を手に入れた大野さん。
しかし、社会人になってからも、挑戦の連続でした!マルチタスクに苦戦して「もう逃げ出したい〜!」と思った瞬間、そして、人生を劇的に変えた「運命の15分のZoomミーティング」とは!?
次回は、大野さんが仕事の壁をどうやって笑顔で乗り越え、どんなワクワクする未来を描いているのかに迫ります。絶対に見逃せません!









